ぐうぜんのきろく

好きな音楽とひとの話

『POP VIRUS』に行って思ったこと。

 

2019年3月2日に書いた文章ですが、ここに残しておきたいので再掲します。

 

HOSHINO GEN

DOME TOUR2019

『POP VIRUS』

 

大阪と東京、2公演行って、思ったことを。

 

1曲目「歌を歌うときは」

歌い始めた瞬間、5年前の横浜アリーナで見た景色がフラッシュバックした。私が初めて星野源のライブに行った日、一曲目は「歌を歌うときは」だった。沢山のお客さんの中、ギター1本で歌う星野源は、思ったより小さくて、でも震えるほどかっこよかったのを覚えている。当時は最新のアルバム「Stranger」だけを聴いてたので、そこで初めて「歌を歌うときは」を聴いた。お母さんみたいにあったかい曲だなぁと思った。

 

2曲目「Pop Virus」

今回のツアーの表題曲。照明が本当に美しくかっこいい。5年前を思い出してた気持ちが一転して、一気に"星野源の今"に引き戻された。横浜アリーナから東京ドームへ。

1.7万人から、5万人に。

正直星野源を東京ドームで見ることになるとは思わなかった。応援する環境がここまで変わるとは思わなかった。もう時代のものになってしまったんだなと皮肉を言った時期もあった。でも、ドームの真ん中にいる星野源は、5年前となんら変わらない眼差しで歌っていた。ああ、私はこの人が好きなんだなぁとつくづく思い知らされた。

 

3曲目以降も最高のセトリ。昔の曲も今の曲も、そのとき込めた気持ちをずっと覚えてて、歌うことに意味を持たせる。昔と今を繋いで、これからの明るい未来を描く。

 

「肌」を聴いて、「肌」の中にある「ばらばら」の要素を想い、その後「ばらばら」の弾き語りがあったのは胸打たれた。

"手と手を繋いで、ふたつになろう。"

その気持ち、ずっと持ってるんだなぁ。わたしもずっと大切にしてる。

 

ーただ幸せが1日でも多く側にありますように。

「Family Song」、涙が流れた。

 

一番最後に、底抜けに明るい「Hello Song」。

これからの星野源が描く未来が楽しみでならない。

 

いつも「また会いましょう」と終わる。

星野源の言う"また"は必ず来る。

どんなことがあっても、できたら、また笑顔で会いましょう。

 

また会う日まで、生きておかなきゃな。