結婚式の意義深さを感じた話。
同僚の結婚式に参列してきました。
この時代だからやる価値があるな、と変に感銘を受けてしまった。
実は行く前まであまり乗り気ではなく、本人に行くと言ってしまったから、引くに引けなくなった、が正直なところである。深く交流したわけでも、一緒に遊んだことがあるわけでもない、本当に"ただの"同僚の私が呼ばれたのは、相手方が上司や同僚を数多く呼んでいたから、その埋め合わせだろう。とはいえ、会社でしか会わない人達と席を囲むのは、とても新鮮な気持ちだった。ずっとニコニコして楽しそうだねと言われた。とても楽しかった。
いわゆる普通の結婚式。ザ・結婚式という感じの結婚式だった。だが、これがなんだか、私の心にとても響いてしまった。ふたりだけで結婚式を挙げたり、結婚式自体やらなかったり、そんな感じに、なんとなく小規模化していく昨今。世間一般的にそうなのかはわからないけど、少なくとも私の周りには多い。そんな中で、両親や会社や友達、みんな呼んで、みんなに感謝を伝え行う挙式は、とっても大切なことのように感じた。
現代人、何か大切なことを忘れていませんか、と。
生花の花びらを参列者が降らせたり、バルーンリリースをしたり。生花の花びら千切ったんかこれ…とか、今の時代バルーンリリースして近隣から怒られないんかな…ゴミ大丈夫かな…とか、ネガティブな気持ちになる一方で、やはりそこにはお祝いの気持ちが詰まっていて、もうなんかありな気がしてきた。結局のところ、お祝いというものに納得させられたのである。
ところでそんなに感銘を受けて、あなたはどうなの、結婚式挙げないの、と思うところだと思いますが、相手もいないし、今後そういった予定もないので、外野から言うことしかできません。外野から勝手に言える立場だからこそ、響いたとか言えるんだろうな。
みんなやりなよ、結婚式。
結婚式開始前、クロークにコートを預けた時の番号が49だったり、車で帰る途中にタイヤがパンクしてJAFにお世話になったりしたけど、概ねいい日だった。
日常のすぐ側にある非日常がとっても楽しかった。