ぐうぜんのきろく

好きな音楽とひとの話

ネットで調べられる結婚式のマナーがあまりにも散らかっている話。

 

有難いことに、同僚の結婚式にお呼ばれしたので、招待状の返信から金封の書き方、当日の服装など、さまざまなマナーを確認しようとGoogleで検索した。そしてとあるページを見て、招待状の返信を書いた。よし、と思ってなんとなく別のページを開いたら、それはマナー違反ですよ、と書いてあった。どうゆうこと、と思ってまた違うページを見たら、マナー違反なはずのそれが正式なマナーとして扱われていた。

結婚式に関するマナー、その繰り返しだった。何が正解か不正解かわからず、マナーって結構ふわっとしてるものなんだなと思わされた。

 

マナーってなんだろうなと思う。結局は自分が何を信じるかみたいなところなんだろうな。調べてて、ちょっとよくわからなかったものを取り上げてみる。

 

招待状の返信に書くお祝いメッセージには、句読点を使ってはいけない。区切り、終わりを連想させてしまうから。

確かにそう捉えることも、できなくはないけど、そんなことで、負を意識しちゃう新郎新婦はもう離婚しろと思う。縁起が悪いといっても、さすがに些細過ぎる。例文見たとき普通に句読点あったから騙された。それに倣って書いたよ私。

 

金封には「金○萬圓也」と書くとされているが、この「也」は十万以上の場合しか書いてはいけない。

このタイプ多い。こうゆうのがマナーとされてるけど実は駄目系。後出しマナー。普通に金封の説明みたいなのに也書いてあるじゃん。それに倣って書いたよ私。

 

金額は偶数は良くないとされているが、2万円入れてペア♡という考え方もある。

マナーで偶数入れるの駄目ってずっと言ってたのそっちじゃん。別れるって。何がペア♡だよ、安く入れるための口実作りでしかない。でも、それに倣って2万入れたよ私、なんかありがとう。

ただ、これに関しては、先にお祝いのプレゼントをあげていたので、それを含めると、ちょうどいい考え方だった。

 

金封の表書きの短冊は無地のものと二枚重ねて、「喜びが重なりますように」という意味を込める。

こうゆうの一番嫌だ。マナー講師が良かれと思って作り出した感。なんだか、とてもダサいなと思ってしまった。こうゆうマナーの出所はどこなんだろう。

 

正確なマナーは短冊は付けないで、直に書く。

根本から覆して行くスタイル。もはや何が正解なのかわからない。

 

プラスアルファで新郎新婦のこと、とっても考えてますよ系マナーがいちばん、たちが悪かった。

御名前の御を消す、とかは理解してるし、それはやったほうがいいなと思う。あと、白い服を着ない、とか、それらは大切なマナーだと思う。でも取り上げたようなマナーは、そんなクソ細けぇことまで誰が見るかという話、それがマナーとして存在することを知らなければ、変な人、で済ませられてしまう話。

 

久々に、こんなにも意味わかんない、と思う案件に遭遇した。一般的に、どの辺まで倣ったりするんだろう。本当にいいと思ってやってるの、それ。

結局は自分が信じたところがマナーなんだろうな。マナーとか言いつつ、都合のいい解釈が出回ってるのが気になる。

 

確かにそうだと思って、信じれたものが、マナー。

それもどうかと思うけどね。