ぐうぜんのきろく

好きな音楽とひとの話

人形の足音が、聞こえた。

 

長井望美×目黒陽介

『人の形、物を語る。』

観てきました。

 

人形や人形遣いに興味があるわけでもない私が、なぜこの公演を観に行ったかと言うと、目黒陽介の名前があったからである。

 

去年の夏頃、Twitterでこの公演の告知を見かけて、存在は知っていた。しかし、パフォーマーとして好きな人が、演出という関わり方をしてるものを、今まで観たことがなかったので、どんなもんなのかな、と二の足を踏んでいた。果たして観に行く価値はあるのか、その分野について、何も知らない私が観ても、何か得られるだろうか、と。

 

実際に予約したのが、それからしばらく経った去年の10月26日。「現代サーカスの実験場Ⅲ」を観た次の日である。そのアフタートークで聞いた目黒さんの話が、あまりにも興味深かった。パフォーマンスというものを見る上で、私の頭が足りてない部分を、埋めてくれた気がした。この人の話を聞くと、必ず何か広がる、必ず何か得るものがある、そう思った。実際に、その後、あらゆるパフォーマンスの見方が変わったりした。

 

その興奮した気持ちは、電車を乗り継ぎ、家に帰ってからも落ち着かず、そういえば、と思い、「人の形、物を語る。」を調べた。アフタートークの文字を見つけ、すぐに予約した。

 

もはや、目黒さんのアフタートークが目当てだった。単純に、もっと話が聞きたかった。

 

そしてやっと、待ち望んでいた今日が来た。

 

小雨の中、傘を忘れたので濡れながら歩き、辿り着いたTOKAS本郷。開場後、部屋に入る。

 

座布団を渡され、好きな所に座っていいスタイル。どこで演じるか予想できない。これは自由度が試されている。私が苦手なタイプだ。ふむ、と思いながら壁際に座る。他の皆様もなんやかんや壁際に座っていた。この時に目黒さんが言っていたが、この時の布陣は毎回違ったらしい。そうゆうの面白い。

 

開演。

 

目黒さんがボールを落とし、並べ、なんとなくステージと客席の境界を作り、それごとに、場所を移動しながら観ていく。

 

§ 1「胎内」

長井さんがたくさんのポールに囲まれ、糸に絡まっている。糸と、薄い布と、光と。その動きは、受動的であるが、次第に能動的に。意志を持つ。目黒さんが光を当て、ぐるぐると廻る。終わりは光源を手で抑えて、光量を減らしていた。雰囲気があって良かった。ポールが倒れ、糸が密に絡まる。

 

§ 2-1「産む」

壁にかかった袋から、人形が生まれ落ちる。もぞもぞ。足だけ、体だけ、中身のようなものも一緒に。長井さんの表情が、なんとも母のようだった。

 

§ 2-2「置く」

人形を部屋の各所にある円の中に置いていく。寝かせていく。それと同時に目黒さんが文章の書かれたプレートをあちこちに置いたり、貼ったり。近くに置かれたものを見たら、面白そうなことが書いてあったので、各所に見にいく。後のアフタートークにて、このような動きは、今回が初めて成功したのだそう。目黒さんは観客に、好きに動いて欲しかったようで、意味ありげなものをいろんな場所に置けば、動くんじゃないか、と。案の定気になって動いてしまった。置いた本人は意味はないです、と言っていたが、でもなんとなく、今を表す、後につながる文章があったように思った。

 

§ 3-1「人の形、物を語る。」

人が動かしている、人形の動き。人形は飛んだりして、豊かで楽しそうだったけど、後ろには必ず人間がいた。人形の口がぽかんと開き、何か言いたげで、とてもかわいかった。

 

§ 3-2「人の形、物を語る。2」

なかなか立てない人形。両手を持たれ、歩き始める。膝に手を当てて立ち上がっていたのが、いやに人間らしくて、そのあたりから、後ろにいる人間の存在が薄くなっていった。跳ねながら歩いたりして、踊り出す。かわいい。

 

§ 3-3「人の形、物を語る。3」

操られた人形は、各所に寝かされた人形を、歩き見て回る。人形の足音が、聞こえた。目黒さんがボールを回収し、ランダムに置き始める。ステージと客席の境界がなくなる。

最後、人形はひとりで歩いてはけていった。

 

そして、アフタートーク

人形を感情で動かす長井さんと、完全にモノとして捉える目黒さん。それぞれの発した言葉の端々にも、それを裏付けるような言葉が含まれていた。簡易的に表してしまえば、文系と理系。ドが付くほどそれぞれに偏った人たち。面白い組み合わせだなぁと思った。きっと、長井さんは、目黒さんから、事実を淡々と述べられて、相当疲弊したんじゃなかろうか、と予測した。

始め、目黒さんは人形を手に持ち、手や足を掴んで重心を動かしてみたのだそう。その動きを見て「何か違う」と表した目黒さんに対し、「痛そう」と言った長井さん。如実。目黒さんは、それぞれの人形でも、重心が違う、立たせ方が違う、自然にできる動きが違うと言っていた。きっと、作中に出てきた人形も、歩けたから歩いただけ、踊れたから踊っただけなんだろうな。

「物語はないです」、とはっきり言っていた。でも、やったことに対して、見る人が何か物語を感じたら、それは正解です、と。イーガルさんの音楽の話でもそうで、音楽を音楽として鳴らすことを意識したのだそう。感情を与えないように。人形は人形のできる動きを、音楽は音楽を鳴らし、それがあんなに豊かに聞こえてきて、合わさって、物語に見えて、不思議なもんだな、と思った。彼らは、作ったものの、伝わり方も楽しんでいる。

それと、§ 2-2でいろんな場所に置いた文章は、どちらが書いたか秘密なのだそう。私は、目黒さんが書いたんじゃないかな、と勝手に思っている。

 

目黒さんの話の中には、やはり私の足りない心を埋める何かがあって、来てよかった、と心から思った。目黒さんが演出として関わってるものも、これから、もっとたくさん見たい。

 

多方向から、面白く観れた公演でした。


f:id:eigraph:20200119103812j:image

f:id:eigraph:20200119112812j:image

f:id:eigraph:20200119103808j:image

f:id:eigraph:20200119103805j:image

f:id:eigraph:20200119103828j:image

無印良品のパスポートケースで家計管理を始めた話。

 

f:id:eigraph:20200109134246p:image

 

お金の管理ができないアラサーです。

 

日々なんとなくで生きてたら、貯金がみるみる減っていることに気付きました。これはまずい。

 

日日是好日、日々本気でヲタクやってるので、管理すべきはチケ代とグッズ代と交通費と宿泊費。

 

なので、家計を可視化してみることにしました。

 

そこで目をつけたのが無印良品のパスポートケース。

 

インスタでよく見かけたアイテムで、"ていねいな暮らし"をしている人たちは、こうゆうとこから、"ていねい"であるらしい。よくわかんないけど。

 

パスポートケース、お値段が1990円(税込)。

 

絶妙に出したくない値段だったので、半年ぐらい買うのを見送っていた。そしたら、また、みるみる貯金が減った。だって、まだ有用かわからないものに2000円出すぐらいなら、それを推しに貢ぎたいじゃないですか。チケ代の一部にしたいじゃないですか。投げ銭を折りたたみたいじゃないですか。

 

そしたらまた、みるみる貯金が減った。そろそろやばいな。家計管理しなきゃ、と焦ってきた。

 

そして、12月の良品週間の時に、勢いで買った。勢いって大事なときあるね。

 

ついに手に入れた無印良品のパスポートケース。写真を撮った時点で、もうすでに、めちゃめちゃに使っています。因みに、大吉のおみくじは大事に取っておくタイプです。

 


f:id:eigraph:20200109133843j:image

f:id:eigraph:20200109133847j:image

 

とりあえず、生活費や貯金などの諸経費は、銀行口座ごと分けた上で、あまり多くはないが、ヲタクとして使える予算を現金で管理してみることにした。

 

  • 1月a日 チケット代 3000円
  • 1月b日 チケット代 8000円
  • 1月c日 チケット代 3800円
  • 1月d日 ホテル代 6000円
  • ○○ツアーのグッズ代 20000円
  • 1月 交通費 計 15000円

 

一例ではあるが、このように、出費項目を書いたメモと、併せて現金をケースに小分けした。

 

そうしたら、もうめちゃめちゃに可視化が進んで、自分がどれだけヤバい生活をしていたか、顕著にわかるようになった。

 

1月、もう決まってる予定だけで、予算マイナスを叩き出した。そりゃ貯金無くなるわ。合点。そして予定の微調整や、購入するグッズの再検討など、脳内閣議をした。今月の予定は、その後、閣議決定された。これなら、来月に予算が繰り越されるまで、あるぞ。

 

可視化もそうだが、それ以外に思いもよらぬ効果もあった。

 

"今本当に大切な予定"が、見えるようになった。

 

ヲタクなので、行きたいところが色々あって、たくさん予定を入れるせいで、イベントに行くことが、タスク処理みたいになっていた部分があった。毎度、心から楽しんでは、いたのだけれど。流石にアラサー、だんだん疲れるようになってきた。

 

気持ち的には、私が私を動かしてる、というか、私の頭の中のコックピットを操作する私、みたいな。

 

予算上、どれかを捨てなきゃいけない場面で、どうしても捨てられないものがあることに気付いた。そして、簡単に捨てられるものもあることに気付いた。予定も、グッズも。残酷ながら。

 

そして、大切な予定を、より大切にできるようになった。大切な推しが、より大切になった。2019年は、知見を広げるために躍起になっていたが、2020年、いま大切なものをほのぼのと愛でる一年にしていくのもいいな、と思った。

 

話が逸れましたが、無印良品のパスポートケース、めっちゃ良いです。行動派ヲタクにとってもオススメです。

 

ぜひこれで家計管理して、その月の限界まで推しに貢いでみたら如何でしょうか。

 

以上、アラサーがやっと、家計管理できるようになりそう、という話でした。

 

おわり

King Gnuの『Teenager Forever』の歌詞がとても心に響いた話。

 

最近、若い男に勧められるがまま、King Gnuを聴き始めたアラサーです。生きてきた年数で言うと、King Gnuのメンバーとほぼ同期です。

 

2020年1月15日に発売になるKing Gnuの新譜『CEREMONY』からの一曲、『Teenager Forever』の歌詞があまりにも良かったので、歌詞の意味を考え、そして私の解釈を、ここに書き残そうと思いました。

 

とはいえKing Gnuは知ったばかりなので、彼らの過去も、この曲ができた背景も知らないです。そして沢山の曲を聴き込んでる訳でもないです。その辺には言及できかねます。

 

あるのは、この曲と、私だけです。

 

Teenager Forever / King Gnu

 

他の誰かになんて

なれやしないよ

そんなのわかってるんだ

明日を信じてみたいの

微かな自分を

愛せなかったとしても

Teenager Forever

 

"他の誰かになんてなれやしない"、という歌詞を聞いて、白日の中にも似たような歌詞があることに気付いた。白日では、"朝目覚めたらどっかの誰かに / なってやしないかな / なれやしないよな"、と歌っている。作詞をしている常田さんにとって、おそらく、"誰かになることはできない"というのは、一貫して抱いてる気持ちなのではないだろうか。

子供時代、将来の夢はヒーローだったり、アイドルだったり。憧れたものは全て、"他の誰か"、だった。大人になったら、それらになれると思っていた。しかし、大人になるにつれて、なれないことに気付かされていく。誰かに憧れても、その人になることはできない。いつまでも、自分は自分のまま。

でも、その人のようになりたい、という気持ちはある。なれないのはわかってる、でも、もしかしたら、明日、なっているかもしれない。少年少女の頃憧れていた、"誰か"のようになっている時が、いつか来るかもしれない。

Teenager、中学高校時代というのは、自分の進路を考えていく時期であり、未来が希望で溢れている時期。まだ、自分は何にでもなれると思っている。大人になり現実を知って、諦めることを知ってしまった今でも、将来に夢を膨らましていた頃の気持ちを、ずっと持っていたいと願う。

他の誰かになれないが、その人のようになるには、自分を信じて進むことしかできない。自分の才能やセンス、自信が持てなくて、たとえそれらが、微かなものであると思っていたとしても、それを信じて進むことしかできない。結局は、自分を愛することしかできない。

そして軽やかで、キャッチーなメロディで歌うTeenager Forever。あくまでポップに。歌詞の中身と、明るいメロディの、その対比が、自分の中の矛盾した気持ちを表しているのではないか。

 

望んだこと全てが

叶う訳はないよ

そんなのわかってるんだ

深い傷もいずれは

瘡蓋に変わって

剥がれ落ちるだろうか

 

何かを望んでも叶わない世の中の厳しさ。それは知っている。でも、夢を追いかけたかった。大人になってからも夢を追いかけて、周りから馬鹿にされたりしてできた挫折も、心の傷も、いつか叶った時、綺麗に忘れることが、できているんだろうか。

 

いつまでも

相変わらず

つまらない話を

つまらない中に

どこまでも

幸せを探すよ

 

現実に塗れ、夢を持てないこの世はつまらない。つまらないけど、その中で生きている限り、幸せを探したい。つまらなくても、幸せはある。自分が生きてるこの世を、まだ、諦められない。

 

伝えたい想いは溢れているのに

伝え方がわからなくて

今でも言葉を探しているんだ

遠く散っていった

夢の欠片に

めくるめく貴方の煌めきに

気づけたらいいんだ

Teenager Forever

 

ここで、「貴方」という言葉をどう解釈するか悩んだ。自分のことか、聞き手のことか、はたまた第三者か。"遠く散って行った夢の欠片"ということは、夢を追いかけて散って行った先人のことか。わたしはその中の全部だと思う。夢を追いかける人、追いかけた人、夢を諦めた人の全てに。"めくるめく貴方の煌めき"、めまいがするほど魅力的な貴方が、命を燃やして残した煌めきに、気付けたらいいな。みんなが夢を追いかける世の中になってほしい。

夢を追いかける人に、まだ自信の持てない無責任な自分はなんて声をかけたらいいか、なんて伝えたらいいか今でもわからないけど、応援したい気持ちはある。

ここで"遠く散って行った夢の欠片"は、夢を諦めた人だと思っていたが、もしかしたら、昔、自分と一緒になって夢を追いかけていた人なのかな、とも思った。自分と一緒に夢を追いかけていたけど、違う夢を持ったり、夢を諦めたり、散り散りになった人たち。無理に引き留めることはできなかったけど、その人たちが違う場で、煌めいてくれていたら、いいな、と。

そして、自分も、自分自身の煌めきに気付きたい、そして進んでいきたいな、と。

 

結局のところ

誰も教えちゃくれないんだ

進むべき道なんて

等身大のままで

生きていこうぜ

歳を重ねても

 

自分がなりたいと願うものに、どうやったらなれるのか、教えてくれる人などいない。だから自分は、自分のままで、いつまでも等身大のままで生きていくしかない。

 

いつまでも

相変わらず

つまらない話を

つまらない中に

どこまでも

幸せを探すよ

煌めきを探せよ

 

つまらない世の中に、幸せを探す。そして、つまらない自分の中にある煌めきを探せ。

 

散々振り回して、振り回されて

大事なのはあなただってことに

気づけないままで

 

ここの"あなた"は、自分のことであると考える。前の歌詞に出てきた"貴方"と、ここの"あなた"は同じようで違う。散々自分のことを振り回して、いろんな人に振り回されながら夢を追いかけてきたけど、結局は一番蔑ろにして、離れてしまっていた"自分"という存在が一番大事。自分が自分のまま、等身大でいることが大事。それにみんな気付けない。それに気付いて欲しい。自分自身にも、同じように夢を追いかけている人にも。

 

一体未来は

どうなるのかなんて事より

めくるめく今という煌めきに

気づけたらいいんだ

Teenager Forever

 

未来を考えて動くより、どうなるかと悲観するより、"今"が一番煌めいているということを、気付けたらいいな。"今"が持つ大きな力を。中学高校の時に持っていた、何にでもなれると思っているような、大きな力を。そしたら、明るい未来がきっとついてくる。

 

他の誰かになんて

なれやしないよ

そんなのわかってるんだ

明日を信じてみたいの

微かな自分を

愛せなかったとしても

 

他の誰かになれないことは、わかってる。微かな自分を愛せなかったとしても、明日を信じてみたい。その待遇に、他の誰かみたいになりたい、自分を愛していきたい、という気持ちも、見えてくる。明日への悲観を歌いながら、正直には言えない、自分の夢や、明るい未来を願っている。

 

 

この曲は、現代人への応援歌のように感じた。夢を語ると、そんなことできないと笑われる世の中。そんな世の中でも、夢を持つ人はいる。実現させようとしている人がいる。そうゆう人たちを、応援したい、という気持ち。自分というものを大切にしてほしい、という気持ち。

 

私は夢を諦めた人間です。何にもなれなかった。そして、自分というものさえ、失った。自分が何をしているのか、今でもわからない。でも、友達と喋るのは楽しいし、誰かと何かをしているときは心満たされる。でも、今はそれでいいんじゃないか。私が私であるということを、そうゆう今を大事にすれば、いつか取り戻せるんじゃないか。

 

正面から向かってくる応援歌より、現実を突きつけた上で、いろんな人を認め、そっと応援してくれるこの曲のほうが、私には響く。現代人に響く。

 

だからKing Gnuは素晴らしい。あんなにイケイケのにーちゃん達がやっているバンドなのに、伝わってくるメッセージは、とても豊かで暖かく優しい。

 

自分の主観だけで、いろいろ述べてしまいましたが、もしかしたら作詞の意図は全く違うのかもしれない。でも、わたしにはそう聞こえて、そう響いたことは事実である。

 

これから自分を大事にしていきたいな、と思った。

Canon【iNSPiC REC】FV-100でイルミネーション撮影に挑戦した話。

 

iNSPiC RECを手に入れてから、2週間程経ちました。

過去の記事で詳細レビューを書いてるので、購入するか悩んでる方は、まずはこちらにどうぞ。

 

江ノ島の夜、イルミネーションの撮影があまり良い成果を残せなかったので、リベンジしようと思い、あしかがフラワーパークへ行ってきました。

 

前回の最大の敗因が「流し撮りをしていたため」とわかっていたので、今回は、できるだけ静止して撮るように心がけました。また、同じイルミネーションとはいえ、あしかがフラワーパークは光量が桁違いなので、いくらかうまく写るのではないかと、期待しつつ、撮影に望みました。

 

撮影中はデータを見ないので、こうゆうことを、ひとつづつ解決していくのもまた、面白い。

 

以下が実際に撮った作例です。

 

f:id:eigraph:20200104212332j:image

1/120 ISO500


f:id:eigraph:20200104212327j:image

1/60 ISO640


f:id:eigraph:20200104212340j:image

1/120 ISO500


f:id:eigraph:20200104212319j:image

1/30 ISO1000


f:id:eigraph:20200104212315j:image

1/60 ISO800


f:id:eigraph:20200104212322j:image

1/30 ISO640


f:id:eigraph:20200104212336j:image

1/25 ISO1600


f:id:eigraph:20200104212307j:image

1/120 ISO800


f:id:eigraph:20200104212345j:image

1/30 ISO500


f:id:eigraph:20200104212311j:image

1/50 ISO640

 

及第点じゃないでしょうか。私としては、人に見せられる最低ラインかなと。光が飛びがちなのが、ちょっと気に入らない。これは仕方ないのだろうか。

立ち止まって、できるだけ固定するだけで、こうも変わるとは思っていなかった。思いのほか、良い感じ。

 

でも、このイルミネーション撮影を経て感じたのは、"よく見える写真の構図"を多少勉強してる人でないと、何撮ったら写真として映えるか、わからなくなりそう、と思いました。

 

まだカメラ始めて一年そこらの私が言うのもおこがましい話ではあるのですが、前景後景のバランスだったり、奥行きだったり、いくらか考えながら撮りました。水面に反射する光とか、対称性とかも意識しつつ。それのおかげでなんとか見れる写真になっているんだと思います。というか、そうなんだと思いたいです。全然できてないよ、という指摘はやめてください。

 

ちなみに、私のカメラの師匠はYouTuberのゆ〜とびさんです。私が勝手に師匠と言ってるだけで、本人にはなんら関係がありません。面白くてわかりやすい、良いカメラマンYouTuberなのでオススメです。なんでその設定にしたか、の説明がめっちゃわかりやすい。

 

話が逸れました。

 

iNSPiC RECを生かすも殺すも、その人のセンス次第、ってことになるかもしれません。これはどのカメラでも言えることですが。

 

私は積極的に生かしていきたいなと、思いました。

 

最後にうまくいかなかったけど、可能性を感じた写真を載せて、終わりにします。

 

f:id:eigraph:20200104215527j:image

反射の反転

 

f:id:eigraph:20200104215533j:image

スーパー流し撮り

【TENKAI】という謎のマジック部屋に行ってきた話。

 

12/8、初めてOSMANDに行きました。その時の記事がこちらです。

 

12/28、次は、TENKAIに足を踏み入れてみました。

 

f:id:eigraph:20191229191412j:image

 

予約など、友人に全てお任せしたので、詳細は何もわかりませんが、行ってきました。

正直な話、今でもTENKAIって何?と思ってます。ショーの時間もよくわかってなかった。終電だけ気にしてた。地方民なので。

 

良いマジシャンを見つけるセンスにおいて、全幅の信頼を寄せている我が友人。その友人が良いと言っていたマジシャンがSANTA。これはもう観なきゃいけないって事でしょ、と思って観に行きました。私、その辺が、くそほどちょろいので。パフォーマンス界隈に関しては、驚きのフッ軽具合。それは自分でも驚くほどに。

 

今回の出演者は、高橋匠と、SANTA。

 

高橋匠、一度見ただけでは、ヤバさが急すぎてよくわかんなかったから、もう一回観たいな、と思っていた。ちょうど良い日があった。

 

場所はOSMANDの建物の3F。エレベーターから出て、まっすぐ先にある一室。目立った看板はないようだ。こーれはひとりでは来れん、と思った。連れてきてくれた友人、ラブ。もうあなたなしでは、私、生きていけない。扉も開けてくれたし。

 

入った瞬間からSANTAさんがいらっしゃって、ご挨拶しました。初めまして。そして、かわいいお姉さんがバーカウンターにいる。このお姉さんがドリンク作ってるんだろうか。そしたらお酒が倍美味しい。プレミアムモルツを頼んだ。

 

SANTAさん、ショータイムとか関係なしに、軽くマジックを見せてくれました。もう凄い。もうここでわたしが今まで見たマジックを軽く超えてきた。興奮が止まらなく、友達に感動を沢山喋った。

私「え、これまだショー始まってないよね?」

不確定要素をこっちに委ねられたように思わせるマジックが、たまらなく好きだなと気づいた。それ、私が凄いことない?みたいなマジック。

 

一番前に座らせてもらって、膝 to 机みたいな距離感の中見るカードマジックは、本気でヤバい。こうゆう場所でカードマジックを見たかった。ずっと。ずっと。やっと、念願叶う。

 

ゲストも増えてきて、ショータイム。

 

SANTA。アリクイやサメなど、可愛い子たちを使ったマジック。可愛いものに囲まれて、えぐいマジックをしていた。

なんだろう、マジックって、マジックやってるな、って瞬間あるじゃないですか。どんなマジシャンでも。こればかりは私の体感の話なんですが、この人のマジックは、知らないうちに始まっていて、まさかと気づいた時には、全てが完結していた。そして残された、あらゆる不思議の集合体。

きっとその中に技術が詰め込まれているんだろうけど、気付かせないスタイリッシュさというか、なんともスマートだなと。そんな感じを受けた。

本気で嫌いな人の名前を書いたカード、ひと思いに燃やすか悩んでいます。あのまま沈んでくれてても、よかったのに。

 

高橋匠。前回よりは頭の中が忙しくなく、気持ちの余裕を持ちながら観れた。とはいえ全てが急。どう考えてもカード消してるし出してる。技術がえぐい。無理。そのうえ、所々の小ネタが可愛い。こりゃ見た目とのギャップ萌えだ。負けた。

 

終わった後、SANTAと高橋匠のマジックの掛け合いなどが行われていた。あまり見ない掛け合いだったので、ずっと見ていたかった。

 

f:id:eigraph:20191229191112j:image

 

外国人のゲストにリクエストされて、匠さんがコインとカードを合わせたマジックを披露していた。カードがコインになり、コインがカードになった。は?と思った。この人、カードだけじゃなく、コインも出せんの?やばくない?

 

1部2部の入れ替えの時間。後ろ髪を引かれながらTENKAIを後にした。あとちょっと家が近ければ、2部も観れるんだけどなー。惜しくも遠かった。

 

TENKAI、思ってたより刺激的な場所だった。

なんとも面白い場所を知ってしまった。

また友人に連れてってもらお。

 

おわり

Canon【iNSPiC REC】FV-100の作例と詳細レビュー。

 

"写真を撮る"という行為の楽しさを、いま一度思い出させてくれるカメラ。

 

 

2019年12月20日Canonからアソビカメラ『iNSPiC REC』という商品が発売になりました。

使ってみたレビューを、実際に撮った写真を交えながらお伝えしようと思います。

 

極々私感レビューなこと、ご了承の上で、ひとつの参考にしてください。

 

因みに、当方が日常的に使っているカメラは、iPhoneⅩRと、Canon EOS Kiss X9iです。その辺が、この記事の基準になっています。

 

目次

 

1. 購入した理由

iNSPiC REC発売日の5日前くらいに、ネットサーフィンをしていたらたまたま見つけて、やけに気になってしまい、自分へのクリスマスプレゼントとして買うことにした。

iPhoneのカメラがなんだか味気なく感じ、つまらないなぁと思っていたところだった。カメラアプリのHuji Cam〈別記事参照〉をダウンロードしてからは、そればかり使うようになった。しかしこれも、撮れる写真が少しずつ予想できるようになってきて、つまらないなぁ、という気持ちがぴょこんと顔を出してきていた。

そんな中で見つけた【iNSPiC REC】。ディスプレイがなく、ファインダーもただの四角い覗き窓。詳しい設定もできなさそうだし、不確定要素が多すぎる。これは楽しそう!良い!と思った。iPhoneでは味わえない何かがありそう!、と。

色はブルーにした。落ち着いていながら遊び心があって、良い色だと思った。他の色も全部欲しいくらい悩んだ。最後の最後まで対立候補で悩んだのはグレー。

f:id:eigraph:20191229115911j:image

 

2. 触ってみた感想

  • サイズ感

サイズ感がめちゃめちゃ良かった。小さいながら奥行きがあるので、安定する。持ちやすい。積み木にありそうな直方体。

  • ボディー

周りの青いところ、パリッとしたプラスチックなのかなと思っていたが、触り心地はしっとりとしていて、ゴムのような感じ。耐衝撃性ついてるから、ゴム系なのかも。アスファルトに落としても、大丈夫そうと思うぐらい。iFaceの周りぐらいの感じ。

カラビナは本当に便利。カバンから出す手間がないだけで、カメラを何かに向ける頻度が増えたような気がした。指をかけて持てるのが良い。

三脚穴があった。気楽に写真を撮る、というコンセプトからして、わたしは使わないだろうなと思った。

  • ダイヤル

モード切り替えのダイヤルが、とても軽い力で回せた。まだ触り慣れてない頃は勢い余って目標より回し過ぎたりもしたが、慣れれば問題ない。カチカチって感じというよりは、滑らかにぱちっと変わる。

  • 充電

充電はmicroUSB。充電のフタが開けにくい。耐水性が付いているので、ぴっちり閉まるから、摩擦係数高め、カチッと閉まった感じがしなくて不安になる。開けるときに押すボタンの上下で、ちゃんと閉まったか確認できる。

  • 着せ替えジャケット


f:id:eigraph:20191229115801j:image

f:id:eigraph:20191229115848j:image

かわいい。

ジャケットの磁石、磁力が絶妙に良い。強すぎないので剥がすのも簡単だし、弱すぎないのでパチッとくっつく。簡単にジャケットが変えられる。カメラを持ち出すときに、その日の気分でパチッと変えて出かけられるぐらいのフランクさがあった。

  • シャッター

購入を検討してる時に見た商品レビュー(クラウドファンディングや、海外ではもっと前から販売してた模様)で、シャッターが硬い、という声があったので不安だったが、私的にはちょうどいい押し心地だった。シャッターを押しているという感覚があって、とても心地よい。硬くて押し込まないと押せない、というわけでもなく、柔らかすぎて間違ってシャッターが切れてしまう、ということもなく。自撮りをするのに左手でシャッターを押すのも、さほど抵抗を感じなかった。

  • シャッター音

電子音でパシャッと鳴る。音量は大きくも小さくもなく、ちょうどいい感じ。iPhoneより、音は小さめかな。少し音がこもっている感じを受けた。人が多い街中だと消え入るぐらいの音だった。あからさまに、安くて小さいスピーカー搭載って感じ。消音はできない。できればいいのにな、と思ったがこのサイズで、ディスプレイなし、音鳴らなかったら犯罪とかに使われそうなので、このままがいいと思う。

このようなチープさって、若い人にとって、良さになることあるよね。

▼追記(2020.01.04)

外で自撮りするとき、シャッター音がほぼほぼ聞こえないので、撮れているのか不安になることがあった。

3. 作例

早速遊びに持ち出して、沢山写真を撮りに行った。

 

f値は2.2固定。

焦点距離は3.45mm固定。(35mm判換算だと25.4mm)

ISO値やシャッタースピード、露光などは全てオート。

  • 有効画素数:約1300万画素
  • センサーサイズ:1/3型 CMOSセンサー
  • ズーム:固定
  • 焦点距離:25.4mm(35mmフィルム換算値)
  • 撮影可能距離:50cm~
  • ISO感度:オート(ISO100-3200)
  • ホワイトバランス:オート
  • 露出補正:オート

iNSPiC REC 公式より引用

 

江ノ島

f:id:eigraph:20191229054507j:image

1/3200 ISO100


f:id:eigraph:20191229054526j:image

1/3200 ISO100


f:id:eigraph:20191229054535j:image

1/1600 ISO100


f:id:eigraph:20191229054513j:image

1/120 ISO125


f:id:eigraph:20191229054529j:image

1/1600 ISO100


f:id:eigraph:20191229054516j:image

1/3200 ISO100


f:id:eigraph:20191229054520j:image

1/120 ISO120


f:id:eigraph:20191229054523j:image

1/120 ISO100


f:id:eigraph:20191229054511j:image

1/240 ISO100


f:id:eigraph:20191229054532j:image

1/240 ISO100

 

この辺はよく撮れてるんじゃないかな、と思う。こうゆうカメラって、逆光で絶対エモくなるんですよね。黒が際立つから。

ゴーストみたいなのも映った。楽しい。

 

失敗例。

f:id:eigraph:20191229055156j:image

1/15 ISO1000


f:id:eigraph:20191229055153j:image

1/30 ISO1000

 

夜はやはり弱いか、といった感じ。夜の流し撮りには耐えなかった。というか手持ちカメラ前提のコンセプトなのに、そんなシャッタースピードにするなという話。これはブレてしまう。とはいえ、思いのほか光は綺麗に映ってるので、何かの上に置いたりして固定して撮ると良いのかも。三脚穴も一応ある。夜、イルミネーション、このへんリベンジしたい。

 

▼追記(2020.01.04)

あしかがフラワーパークのイルミネーションでリベンジしてきました!よろしければ、こちらの記事をご覧ください。

 

4. 画質

悪い。このカメラに、画質を求めてはいけない。iPhoneの方が割合綺麗に撮れていると思う。景色の写真なので、伝わり難いとは思うのですが、同じ画角での作例。

左側はそのまま、右側が一部の拡大。

 


f:id:eigraph:20191229121150j:image

f:id:eigraph:20191229121754j:image

iPhoneⅩR : f/1.8 1/1513 ISO25

 


f:id:eigraph:20191229121222j:image

f:id:eigraph:20191229121812j:image

iNSPiC REC : f/2.2 1/480 ISO100

 

iPhoneに比べて画質は劣るが、iNSPiCは太陽の色味が自然に写された。さすがカメラメーカーCanonといったところか。わたしは普段からCanonのカメラを使っているので、iNSPiCの方がなんとなく目に馴染んだ。でもちょっと露光下げたい感じもある。全オートは博打がすごい。空の青はiPhoneの方が綺麗かも。

 

iPhoneカメラの設定値を初めて見たんですが、めちゃめちゃすごくないですか…?ほんとに…?Google photo、その情報ほんと…?そんなのがスマホの中に内蔵されてるの…?ほんとだったら、もう、全人類iPhoneでいいんじゃないかとすら思う。

 

余談ですが、最初に話した写真アプリHuji Camで撮ったのがこれ。

f:id:eigraph:20191229102329j:image

意味わからんくらいエモい。振り切れ過ぎてて、本当に面白い。やっぱりこのアプリ好き。

 

6. 画角

画角はiPhoneとほぼ同じ、具体的な数値を検索したら、ソースは不明だが、iPhoneⅩRは35mm換算で26mmらしい。ほとんど一緒。5.で比較した画像でもほぼ同じ画角で撮れていた。

 

7. 長所と短所

  • 長所

このカメラのいいところは、「写真を撮る楽しさ」を味わえるところだと思う。フランクに被写体にカメラを向け、シャッターを押す。その場で確認もできないし(スマホ接続はできるのだが、後述する)、家に帰るまで、ワクワクしながら大事に持ち帰るのである。昔、写ルンですを持って遊びにいって、写真を撮って、お店に現像に行くまでのわくわくを、久しぶりに味わった気がする。

子供に初めて与えるカメラとしては、めちゃくちゃ優秀だと思う。今まで幼い姪っ子にデジカメ貸したとき、使ってるところを後ろから見ながら永遠そわそわしてたけど、次からこれ貸そう。心穏やか。

 

  • 短所

ⅰ. 画質の悪さ

これに関しては隠しようのない短所。今見て頂いてるこうゆうブログで、スマホサイズに表示される分にはまだ耐える。しかし、プリントする、となると話は違う。L版耐えられるのかな。プリントしてみて、追記するかも。

ⅱ. 電池の持ち

冬の野外に持ち出したので、充電があまり続かなかった。連続で3時間ぐらいだろうか。充電、青で行ったはずなんだけどなぁ。フル充電できてなかったかもなぁ。暖かい時期や室内で使用していないので、その辺は公式に書いてあるように、1000枚撮れるぐらい持つのだろうとは思うが、冬は厳しいのかも。(検証中)

寒いところで使った後、暖かいところに行ったら、充電がちょっと復活したので、その辺はまだよくわからないところ。

ⅲ. 画角と持ち方

画角が広いので、ふつうにカメラを持つように持つと、画角に小指が映り込むことがあった。少し気を使う。

ⅳ. ファインダー

(公式ではファインダーと言ってないかも)

わかってはいたことだが、やはりファインダーは、ただの目安、ぐらいにした方が良いのかもしれない。近くのものを撮るときは、ファインダー見てると確実に左寄りになるので、いっそ見ない方がうまく撮れるように思う。わたしは平行線見るぐらいしかファインダーを使わなかった。

ⅴ. スマホアプリとの接続の悪さ

公式のスマホアプリCanon Mini Camとの接続が悪い。繋がることには繋がるが、遅い。体感で結構待つ。数十秒かな。このご時世、数十秒は遅い。野外だと、もっと遅い感じがした。

野外では撮るだけ、家に帰ってパソコンに入れて見る、というのがストレスフリーでいちばん良い。よりわくわくするし。私はこれからそのスタイルで行こうかなと思います。

ⅵ. 値段

今まで述べたようなスペックを見るに、やや高め。キャノン公式で現在15,180円(税込)。もうちょっと安かったら、ふたりの姪っ子に買ってやれたんだけどな。

因みに、わたしはこの値段でも、買って良かったと思っている。いろんな短所に笑っちゃうくらい、面白いもの手に入れてしまった。

▼追記(2020.01.10)

ⅶ. 撮影日時

これに関してはまだ解決法がわからない、という段階なのですが、パソコンに取り込んだとき、撮影日時がうまく反映されない。アプリで見る限りは今の日時になっているはずなのだが、取り込んだ後は必ず1970年1月1日になってしまう。いつも手入力で直している。Macユーザー。解決法あれば教えてください。

8. どんな使用シーンが向いているか

私が今後使っていきたいのは、極端に荷物を減らしたいけど、友達と写真も撮りたい場面。例えば旅行先とか、夏フェスとか。

サコッシュ1つで出かけたいときに、サコッシュの紐につけて出かける。そんな使い方。

旅行先とか人と遊んでる時とか、好きなものや、綺麗なものを見てる時って、わたし、極力スマホ出したくないんですよ。だからそうゆう場面で、今回買ったiNSPiC RECには活躍してもらいたい。

 

あとは海や水辺。iPhoneを出したくない場面で、防水の力を発揮する。iPhoneも防水とはいえ、カバーとか濡れるのだるくないですか?それと、iPhoneには、あまりにも大切な情報が入り過ぎている。無くしたら終わる怖さがある。

▼追記(2020.02.02)

9. 動画

動画には全く期待しておらず、撮ることもなかったのですが、今日初めて撮ってみました。設定は一切いじらなかったので、おそらく、初期値のHD(1280×720)30pなのではないかと思います。動画はあんまり詳しくないので、これがどういった数字なのかは、よくわかりません。感想としては、ふた世代前のコンデジで撮った動画、という感じ。中途半端に悪い。フルHDに設定変えたら、いくらか良くなるんだろうか。今度試してみます。それと、音もやっぱり悪かったです。ただ、これらの全てを言い換えれば、「味がある」とも言える。

10. まとめ

画質を求める人には絶対に勧めない。このカメラの良さは"フランクに撮れる"という一本槍。画質求める人は、スマホカメラや、一眼を使ってくれという感じ。それらを超えることはまずない。

ただ、本当にその一本槍がなんだか魅力に感じてしまった、わたしのようなひとは、買うべきだと思う。とても面白いカメラです。癖が強いようでそうでないのかもしれない、まだそのへんは掴めていません。これから探っていこうと思います。

コンセプトがコンセプトなだけに、もっと画質とか色彩を崩してくれても良かったのにな、とは思いました。及第点を取れてしまってるのが、私としては、逆に残念だった。願望を言うなら、トイカメラぐらい崩して、もうちょっと安くして欲しかったな。コンセプトが最高なので、今後、後継機とかに期待したい。

 

 

 

おわり

 

(これから使用していって、感じたことが変わったら適宜追記します。)

M-1に出ていた【ぺこぱ】が素晴らしかった話。

 

ぺこぱ、凄い笑った。いちばん笑った。

 

テレビをあまり見ないようになって十数年、M-1がいつやるかも知らず、決勝のひと組もネタを見たことがないし、見るつもりもなかった。

 

ふと見たツイッターのTL、かまいたちが凄いとみんなが言っていた。そうか、今日はM-1か。観てみようかな、とテレビを点けた。

 

敗者復活、和牛が選ばれていた。その瞬間から見た。あ、なんかこの人たち優勝しそう、と思った。サンドウィッチマンの時の興奮を思い出したから。

 

和牛がステージに上がった。あんな寒いところにいたのに、よく口が回るなと思った。さすが面白かった。いいねっ。

 

次、すゑひろがりず。こんな漫才があったのか。飲み会の古典コールにクソ笑う。覚えたいなと思った。

 

からし蓮根。んー、と思った。

 

見取り図。例える時の言葉選びが抜群に良かった。

 

ミルクボーイ。塚地とラグビー選手みたいなコンビだなと思った。序盤だけ見て席を外した。惜しいことをした。

 

オズワルド。あんまり覚えてない。

 

インディアンス。うわやべーのいる、と思った。

 

そしてぺこぱ。序盤を見て、うそ、この感じで決勝、、、?まじ、、、?と思った。もう最終決戦はかまいたちと和牛の一騎打ちか〜、と、ツイッターを打ちながら見ていた。視界の端で見ていたが、否定しないツッコミがじわじわとハマってきて、めちゃめちゃ笑った。

 

いつのまにか食い入るように見ていた。

 

"否定しない"ということが、こんなに面白く心地いいとは思わなかった。ツッコミという存在、今までは否定であったものが、肯定になった瞬間、新しい世界が生まれた。非常に"今"っぽい世界。現代。

 

やさしい世界。好きな世界です。

 

あの否定しないツッコミを聞いて、ことあるごとに、確かにそうだ、と納得してしまい、変に心に刺さった。私たちは漫才という固定観念に、縛られていたのかもしれない。いい加減なことなんかない、確かに。

 

たまに出る謎名言も、謎にうまくかけられてて、その絶妙なうまさをこのキャラ芸人が言ってるのが、もう、ものすごく笑えた。「知識は水だ、独占してはいけない」と、「間違いはふるさとだ、誰にでもある」。それに続く「どうもありがとう」がくだらなくてツボすぎた。

 

上手側に立つキャラ芸人、それに隠れて下手側のひと、こっちもアクが強すぎる。キャラ芸人の独壇場を待ってる間、何考えてるんだろ。怖くなってきた。平成ノブシコブシパターンかな、と思った。

 

最終決戦に心から残って欲しいと思った。

 

654点。

 

超えた!和牛を超えた!!そのまま優勝して!!!!と、また、心から願った。

 

最終決戦。

 

ぺこぱが連続で。アクが強いの連続やばいだろ、と思いながら見た。ゲラゲラ笑った。すっかりファンになった。

 

次、かまいたち。凄いという前評判を見ていたからか、思ったほどだったなというのが正直な感想。順番もありそう。

 

最後。ミルクボーイ。最中ネタ。めちゃめちゃ笑った。もう本当に面白かった。一緒に見ていた母親も同じように笑っていた。聞きやすくて、テンポが良くて、老若男女問わず楽しめる漫才だと思った。これはぺこぱ危うい。やばいぞ。

 

案の定、優勝はミルクボーイ。納得の結果だった。

 

でも私は最後まで、ぺこぱに期待していた。ファンだから。だって、もうファンになっていたから。

 

私はあんまりテレビは見ないけど、どこかで見かける時が来たらいいなと思っている。ヒルナンデスは比較的良く見てる方なので、ぜひゲストで。お願いします。

 

ぺこぱがあまりにも良かったし、久々に興奮した時間を過ごしたので、興奮のあまり筆が進んでしまった。

 

ぺこぱ、とっても応援しています。

 

おわり