大道芸ワールドカップin静岡1日目。
いっこ前の記事にもある通り、大道芸ワールドカップin静岡を見るために静岡に滞在中です。
いいな、と思ったアーティストを、興奮さめやらぬうちに、メモ書き程度に残そうと思い立ち書いています。部門問わず、私がいいなと思ったものを。
・チャーリーケーパー
彼は本物の魔法使いだった。
昨日のプレビューショーと今日の駿府城公園、プレミアムナイトショウと立て続けに見ることができたのだが、同じ演目何度見ても不思議で、何度でもミスディレクションされる。いつやったのそれ、が3度目でも続いて、次は絶対それを注意して見ておこう、と思っても、絶対何かに意識を逸らされている。不思議。カップアンドボール、今まで見た中でいちばん興奮した。ちょっと涙出た。客上げした子どもに耳元で囁いた言葉、広がる魔法。この人のマジックは全て一歩先に進んでいる気がした。その一歩がこの人が魔法を使える理由なんだと思う。面白かった。
・デュオ パー デュー
ディアボロの男性2人組。最近私の中でふつふつとコンビのディアボロ熱が上がっておりまして、ちょうど良いタイミングで見ることができた。ディアボロと、クラウニングもらしい。面白い。コマが線の上を直線に四角く動いてた技が面白かった。公演前からびゅんびゅん飛ばして、高校生に追いかけられていたのが印象的です。仲良さそうで、絆って感じがして、日本人の女性好きだと思うな、こうゆうの。
・ホワイトアスパラガス
界さん主催「現代サーカスの実験室」に伺った際に、アフタートークで聞いたパフォーマンス論のようなものに、えらく感銘を受けました。それを前提として見ると、ただただシュールで面白いなと思ってた時期と、見え方が変わって面白かった。新ネタの気絶にもそれが現れていて、この人の作るものはこれからも私の琴線に触れて面白いんだろうなと思った。どんな話だったのか、その中身の説明はおこがましくてできないけど、ボクサーがリングに上がって一発目のジャブを目指しているらしい。非常に応援する。へーい。
・ケロル
言わずと知れた去年のチャンピオン。純粋にずるい、と思った。というのも、私は音に合わせたジャグリングがとても好きです。でもそれにつきものなのが、曲が揺れ動かないこと、作品として収束してしまうこと。でもケロルは自身のビートボックスでジャグリングをする。曲も揺れる。作品が広がる。この人は無限大だと思った。ずるい。ひとりであんなにできてずるい。ひとりであんなに客の心を掴んでずるい。素晴らしすぎた。世界の大道芸を見せつけられた気持ちがした。
1日目は以上です。なぜこんなタイミングで書き上げたのかというと、今C3hampsのナイト待ちでめちゃめちゃ暇だからです。楽しみだ。